こんなにも違うの?!高卒と大卒の賃金格差の話…。

正規雇用か非正規雇用かの違いにかかわらず、同じ労働であれば同じ賃金を払うべきだとする「同一労働同一賃金」。安倍内閣が「一億総活躍プラン」を閣議決定し、同一労働同一賃金の実現に向けた施策を打ち出しています。これについては、非正規雇用の待遇改善が狙いといわれています。これとは少し角度が異なりますが、日本はまだまだ学歴社会な側面が強いのが実情で。学歴によって大きく給与が違ってくる現実があります。そこで今回は、学歴による平均年収の違いを調べてみました。

計算 学歴により賃金格差

学歴によって違う「初任給」

企業が社員の初任給を決める際の基準に学歴も含まれることがあります。学歴別初任給格差(H28)
社員の最終学歴によって、支払われる給与が変わってくる場合もあります。
厚生労働省の平成28年賃金構造基本統計調査によると、初任給の平均は、
大学院卒で23万円、大卒で20万円、短大卒で18万円、高卒は16万円となっています。
学歴が1年延びると、月給が1万円増えるという計算になります。
平均的な大卒の年収が200万円~250万円なのに対し、高卒の年収は150万円~200万円ほどです。

 

 

学歴と給料(月給)の変化の関係

次に学歴と賃金の推移の関係を見てみます。

厚生労働省学歴と賃金推移の関係グラフ

これによると、学歴にかかわらず年齢とともに徐々に月収は上がっていき、50から54歳でピークを迎えることがわかります。
しかし、注目すべきは学歴間の月収の変化の差。
20歳~24歳の時には、大卒が高卒よりも2万円ほど高いだけなのに対し、35歳~39歳になるとその差は9万円と開きはじめ、
収入がピークを迎える50歳~54歳の時には、大卒の月収は高卒よりも18万円以上高くなっていることがわかります。

生涯年収では4千万円以上の差が…!?

ここでは学歴と生涯賃金の関係を見ていこうと思います。

学歴別生涯賃金

上のグラフは性別・学歴別に生涯賃金(但し退職金を含まない)をまとめたもの(2013年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)。
これによれば大卒・大学院卒の男性の生涯賃金は約2億600万円なのに対し、高卒男性は約2億円。中卒男性は約1億9000万円。
学歴が高くなると共に生涯賃金も増加することがわかります。
特に大卒と高卒の差は6000万円とかなりの開きがあるようです。
高卒の人のほうが、大卒に比べて4年ほど勤める年数が長くなりますが、大卒が会社の中で昇進し、給料も上がっていくのに比べて、
高卒の場合はあまり給料があがらず、最終的にこれほど大きい差になってしまうということもあります。

企業規模による賃金格差

しかし、ここに「企業規模」という視点を加えると高学歴ほど高収入、とも言えなくなります。

企業規模別生涯賃金(男性)

2013年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(退職金除く統計)

上のグラフによると、
1000人以上の従業員がいる企業(以下:大規模な企業)の大卒従業員(男性)の生涯年収は約3億500万円。
それに対して従業員10~99人規模の企業(以下:小規模の企業)の大卒従業員の生涯年収は約2億7200万円。
同じ大卒でも3300万円の格差があります。
企業規模別生涯賃金(女性)

2013年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(退職金除く統計)

女性の場合、大規模な企業に高専・短大卒で入る場合と、中規模の企業に大卒で入る場合の生涯年収がほぼ同じ。
大卒で小規模な企業に入った場合は、大規模な企業に中卒・高卒で入社した人と同等の生涯年収にしかなりません。
男性ほどではありませんが勤める企業の規模が生涯年収を大きく左右するようです。

 

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