日本人が影響を受けやすい?ハロー効果について!

カナダのカールトン大学のローレイン・ダイク博士(心理学者)が様々な事業で成功した男女40人にアンケートを実施。
「あなたの成功の理由は?」という質問の回答としてもっとも多かったのが、「人間関係」だった。
「この調査結果からわかるのは、『人間関係』をうまくコントロールすれば、どんな業種だろうと成功者になれるということです。

人間関係を築く上での最初のステップ、第一印象。第一印象で今後のお付き合いが決まると言っても過言ではありません。
「ハロー効果」というコトバを聞いたことはあるでしょうか? ハロー効果とは別名「光背効果」とも呼ばれ、これが第一印象に対して大きな影響を与えます。
ここではハロー効果ついて紹介します。仕事に役立てながら、ビジネスチャンスを広げるために活用してみてください。

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ハロー効果ってなに?

ハロー効果というのは心理学用語のひとつで、アメリカの心理学者であるエドワード・ソーンダイクが名づけた造語です。ある人について、その人の持つ目立った特徴や特性で、相手のすべてを決めつけて評価してしまう心理現象のことをいいます。

目立った特徴や特性というのは例えば、東京大学などの難関大学に在学しているなどのプロフィールに関することや、大企業の社長であるといった社会的な肩書きなどです。美人、イケメンなど、身長やルックスが目立った特徴となる場合もあります。それがどのような評価になるかというと…。

・東京大学に在学しているというだけで「勉強に関してわからないことは何もない天才」と思い込んでしまう。
・合コンなどで、年収が1000万円というだけで「有能そうな人」として、見た目はパットしなくても高く評価してしまう。

ハロー効果、直訳すると、Halo(太陽などの光の輪、後光)、Effect(効果、効力)になります。後光が差して全体が光り輝いて見えると細部の判断ができず、その視点だけで全体の判断をしてしまうことからこう呼ばれます。

ハロー効果の実例

ハロー効果の実例や実験例は数多く検証されています。その実例を2つ挙げてみます。

まず1つ目は、アメリカの心理学系の大学で行われたものです。「外見が魅力的な人」、「外見が一般的な人」、「外見が少し劣る人」それぞれの写真を学生たちに見せ、その人たちの性格や特性を考えてもらうというものです。その結果は、「社会的に望ましい性格をしている」「誇りの持てる仕事をしている」「幸せな結婚生活を送っている」「公私ともに充実している」という点でいちばん高い評価を集めたのは、外見が魅力的な人だったのです。次いで、一般的な人という結果でした。

2つ目は、米国の有名作家の小説で全米図書賞を受賞した作品を、8年後にタイプで打ち直して新たな原稿を作り、題名を付けずに大手出版社や出版エージェンシー数十社に送るという、いたずらのような実験も行われています。その結果、既に発表された有名作品であることに気づいた出版社やエージェンシーは一つもなく、全ての社が、原稿は出版に値しないとして送り返してきたのです。元々の作品が、いかに作家の名前によって評価されていたのかが分かる実験です。

ポジティブ・ハロー効果とネガティブ・ハロー効果

ハロー効果には、「あばたもえくぼ」のようなプラスに働くポジティブハロー効果と「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」のようなマイナスに働くネガティブハロー効果があります。
例えば、ポジティブ・ハロー効果の場合、超難関大学を卒業しているから学力だけでなく人格も優れているとか、囲碁・将棋が有段者であるから頭がいいとか、インターハイの出場経験があるから目標に対する達成意欲が高いなどと勝手に思い込んでしまうことです。
その反対のネガティブ・ハロー効果の場合、太っているから自己管理能力が低いとか、高校を中退しているから辛抱できないタイプだなど偏見をもって決めつけることです。

面接や人事評価にも影響を及ぼすハロー効果

企業経営にもハロー効果は、大きな影響を及ぼします。例えば、従業員の採用には面接が実施され、採用するかどうかの最終判断が面接によって決定されることは少なくありません。しかし、面接はハロー効果の影響を受けやすいものです。まず、書類選考などで、出身大学や大企業での職務経験という具体的な情報が与えられると、印象が形成されます。その後、面接が行われると、その人の仕事に対する熱意や意欲、コミュニケーション能力などの抽象的で評価が難しい項目に関しては、ハロー効果が影響してきます。学歴や前職が高く評価されれば、熱意や能力も高く評価され、その逆の場合もあります。

人事採用や人事評価をする立場になると、気をつけるべきと言われるのがハロー効果です。ハロー効果は人事採用や人事評価でいちばん犯しやすい間違いだといわれています。面接や仕事に関する人事評価は、本来は余計な感情を排して、公正に行われなければなりません。ですが、何か1つ秀でているものがあると、勝手にそれが後光となって、全てが良く見えてしまうというのは、間違った判断をしてしまう原因にもなってしまうからです。

 

起業するとバイトやパートさんの面接をする機会も出てくると思います。そんな時には、ぜひ、冷静になって、後光を取り払って評価をしてください。また逆に、いい人材を逃さないためにも、相手に良い印象をあたえる、身だしなみなどへの気配りは、経営者としては必要不可欠です。

 

 

 

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